*アルバニア社会党
 言語はPartia Socialiste e Shgiperise (最後の単語のeの上には2つの点)とある。アルバニアではなく、Shgiperiseという呼称が付いていたので調べると、「シュチパリセ」と発音するそうだ。アルバニア語で「鷲の国」を意味し、建国伝説に由来する。

の権力掌握については、よくわかっていなかったところだ。1922年に保守的なゾグ1世が権力を掌握するも、1924年自由主義的な正教司祭・作家のファン=スティリアン=ノリが首相に選ばれた。しかしその後ゾグ1世はクーデターにより政権をダッシュし、1925年に大統領、1928年に国王に即位した。アルバニアはその地政学的な位置から、セルビアとイタリアの指示に依拠する権威主義的な独裁政治に転換した。同時期の東南欧諸国に共通してみられる体制だ。
*アルバニア
 ところでアルバニアの山岳地方に分布するはゲグ族と、南部に分布するトスク族が、アルバニアの1912年の独立を妨げたということは知らなかった。ゲグ族は牧畜、トスク族は農業・商業を営むという。ちなみに、1912年のオスマン帝国からの独立承認は、周辺国とのパワーバランスによって決まったことから、国外には国内の2倍以上のアルバニア人がいるという。