アルビン~アルフィエーリ

*アルビン

 1966年にはスペインパロマレス沖にアメリカの爆撃機が落とした水素爆弾を回収、1986年にはタイタニック号の内部調査したアメリカ合衆国の潜水艦である。アメリカのNOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration)と、海軍研究局ONR、国立科学財団NSFが出資する。アメリカ合衆国商務省の下にNOAAを置いたのはニクソン大統領だ。ちなみに、パロマレス米軍機墜落事故は、「1966年1月17日にスペイン南部の上空で米軍機同士が衝突し、パロマーレス集落に水素爆弾4個が落下した事故」。これを下敷きにした映画には、キューバ・グッディング・ジュニア主演の映画『ザ・ダイバー』がある。

*アル=ファーラービー
 ファーラービーはホラーサーンとバグダードで哲学、医学、数学を学び、晩年はアレッポの宮廷でおくった。アリストテレスと新プラトン主義の影響を受けた。
*アルプ=アルスラン
 セルジューク朝第1代はトグルル=ベグであるが、その甥がこのアルプである。ニザームル=ムルクを宰相に抜擢したのも彼である。ニザームルは次のマリク=シャーのときにも宰相を務め、その名「国家の秩序」を授かる。ニザーミア学院や天文台の建設、オマル=ハイヤームらにジャラーリー暦を制定させるなどしたが、当時の国際関係をみるとファーティマ朝との対抗関係に腐心。ニザームルは1092年にネハーバンド近くでアサッシン派に殺された。『統治の書』はペルシア語サン分文学の白眉である。さて、アルプは1071年のマンジケルトの戦いで、ビザンチン皇帝ロマヌス4世を捕らえた人物でもある。ここから第1回十字軍の結成へとつながっていく。アルプは最終的にはカラハン朝との関係が1072年に悪化し、中央アジア遠征中の重傷により、没することとなる。
*アルファロ
 アメリカのカリブ海政策により大きな影響を受け続けたパナマの駐米大使大使、公使をつとめ、1931~32年には大統領に就任した。日本語版Wikiには項目なし。ドイツ語、英語、フランス語、オランダ語ポーランド語、ロシア語、ヨルバ語のみである(英語版も出典に不足の指摘あり)。もちろん、パナマ運河問題にも長年合衆国との関係をめぐって腐心したが、抗議を示すために1947年に辞任した(https://en.wikipedia.org/wiki/Ricardo_Joaqu%C3%ADn_Alfaro_Jovan%C3%A9)。1945年以降は国際連合に関与するようになる。